光を2つに分けるガラス

旭硝子からの依頼による新しいガラスの使い方を検討したプロジェクト。
ガラスの特性を使って建築空間に多様な光をもたらすアイデアが望まれていました。板ガラスの小口方向から光を入射させると、ガラス内部で全反射を繰り返し、光が2方向に分かれるという現象が起きます。この現象を利用したガラストップライトを作ることで、朝のような浅い角度の陽射しと、頭上から降り注ぐ昼間のような陽射しの2つが同時に差し込む空間を作ることができると考えました。
ガラストップライトは、1方向の太陽光をそのまま取り込むか、フロストガラスで部屋全体に拡散させるかの2種類しかありませんでしたが、それらとは違う新たな光環境をつくることができます。

Sun for Two

展示パビリオン/東京

use : pavilion
building site : Tokyo
structure : wood
site area : -
total floor area : 36㎡
structure design : Mika Araki

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